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日本は、モノづくりにかけてはすぐれた力を発揮してきました。
島国であり、長年閉鎖されてきたにもかかわらず、 外国から入ったわずかな技術や資源も、 自分たちなりにアレンジし、 よりよいカタチに仕上げていくことを得意としてきました。
戦後、日本の復興を支えたのは、 まちがいなく、このモノづくりの技術であり精神です。
やがてメイド・イン・ジャパンは、 世界トップクラスの信用を得るようになりました。
ところが、モノが氾濫するようになり、 モノづくりの業種=製造業は とにかく安くと叩かれるようになりました。
また、諸外国の生産力などにもおされ、
製造の機会も少なくなりました。
こと「家具」においては、 この流れが実にうまく当てはまってしまいました。
市場に出回っている安価な家具は、外国産がメイン。 ブランド志向も高まり、高価な家具は、欧州の輸入モノがメイン。
知らず知らずのうちに、メイド・イン・ジャパンの家具は、 陰に隠れてしまってきたのです。
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手仕事は、日本人の 得意とするところ
とある工場の風景
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